労働者のための生活習慣改善プログラム
30/100

体重コントロールのカギとなる第4群を少し細かく考えてみましょう。お察しの通り、なかなか厄介なのは・・・そう、“油脂”︕ご⾃⾝の⾷事を振り返りながら、4群マニアになりましょう︕⿂介、⾁、⾖・⾖製品野菜(きのこ・海藻含む)穀類、油脂、砂糖、その他炭⽔化物や脂質などを含みエネルギー源となる⾷品乳・乳製品、卵芋、果物穀類油脂砂糖▶4群の特徴第4群の⾷品は、おもに炭⽔化物や脂質を含みます。炭⽔化物と脂質は効率の良いエネルギー源です。エネルギーを過剰に摂取すると肥満の原因となりますが、エネルギーが不⾜するとカラダを構成するたんぱく質がエネルギー源として使われてしまうため、⼗分補給しておく必要があります。●ごはん・パン・麺類ごはん・パン・麺類などの穀類はでんぷん(炭⽔化物)が主成分であり、カラダを動かすエネルギー源となっています。たんぱく質やビタミンB1、⾷物繊維などの供給源にもなります。また、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛などミネラルが豊富に含まれます。●油脂油脂も体内では、主にエネルギー源として働きます。油脂の主成分は脂質ですが、脂質以外には、脂溶性ビタミンであるビタミンEとKを含んでいます。糖質よりもエネルギー量が多いため、摂りすぎには注意する必要があります。しかし、油脂には体内で合成できないリノール酸、α-リノレン酸などの必須脂肪酸が含まれているため、「摂らなければならない」⾷品です。● 砂糖砂糖の主成分はスクロース(ショ糖)で、他の栄養素は全く含みません。砂糖は、消化や吸収が速く⾷後の⾎糖値の上昇も急であることから、⾷べ過ぎには注意が必要です。●嗜好品(お酒、お菓⼦、ジュースなど)お菓⼦やお酒、ジュースなどは、⽣活に潤いを与えてくれる嗜好⾷品です。しかし、体内ではエネルギー源としての働きがほとんどなので、コントロールが必要です。また、砂糖と同様にアルコールも消化吸収が速いことから、過剰摂取は肥満や糖尿病、脂質異常症の原因となります。点点点4群に詳しくなる

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る