労働者のための生活習慣改善プログラム
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[\―]⽐✳p<0.05010079.1 8060402074.4 66.5 67.4 57.6 48.1 国語A国語B数学A毎⽇⾷べているどちらかといえば、⾷べている朝食摂取と学力調査の平均正答率平成30年⾷育⽩書⼩学校6年⽣76.1 61.0 59.0 50.4 35.8 数学B国語A国語Bあまり⾷べていない中学校3年⽣80.1 61.7 47.5 41.0 30.4 算数A算数B全く⾷べていない朝食の欠食率平成29年国⺠健康・栄養調査Kubota Y, et al. Stroke 2016 朝の10分って、貴重ですよね。寝るか食べるか。きっと食べたくなります。35(%)30252015105030.623.623.315.125.819.415.311.47.6男性⼥性8.13.73.41.501.000.500.00全循環器疾患全脳卒中0-2⽇/週脳出⾎3-4⽇/週脳梗塞5-6⽇/週くも膜下出⾎虚⾎性⼼疾患7⽇/週(毎⽇)朝食の摂取回数と脳卒中リスク1.141.171.18✳1.140.991.001.001.00傾向性の検討P=0.0013P=0.0071.271.001.000.940.950.950.66P=0.801P=0.97420歳-29歳30歳-39歳40歳-49歳50歳-59歳60歳-69歳70歳以上1.36✳1.221.101.101.131.031.101.001.00P=0.004P=0.217朝⾷を⾷べている児童や⽣徒は、⽋⾷者に⽐べて試験の成績が良いだけでなく、体⼒テストの成績が良い、肥満が少ないという報告もあります。成⼈後の⾷習慣は、⼦供時代の⾷⽣活の影響を受けるので、⼦供の頃から正しい⾷習慣をつけることは⾮常に重要です。朝⾷を⾷べない⼈はこんな悪循環を繰り返しがちです。「⼣⾷の時刻が不規則→栄養摂取状態がよくない→朝は⾷欲がない→朝⾷を⾷べない→⽇中すごくお腹が空く→昼⾷の量が多くなる→⼣⾷の時刻が不規則」1週間あたりの朝食摂取回数が少ないと…脳出血のリスクが高くなるようです。脳出⾎のリスク因⼦に⾼⾎圧があり、特に、早朝の⾎圧上昇が重要なリスク因⼦であると考えられています。朝⾷を⽋⾷すると空腹によるストレスなどから⾎圧が上昇すること、逆に朝⾷を⾷べると⾎圧上昇を抑えられることが報告されています。右図は、朝⾷の⽋⾷が脳卒中リスクを⾼めることをを⽰したものです。学力にも影響があるようです。朝食を食べたほうがいい理由、教えます。若い世代の方が、朝食は欠食しがちなようです。若い世代、特に20-30歳代の1⼈世帯では、朝⾷の⽋⾷率が⾼く、⾼校卒業直後の18-19歳で朝⾷の⽋⾷率が急増する傾向にあります。朝⾷を⾷べない理由は、「ギリギリまで寝ていたいから」「⾷欲がないから」「⾷事を準備するのが⾯倒だから」などがあげられています。博士のひとり言- 朝食の話 -

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