労働者のための生活習慣改善プログラム
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・0480048なぜ宇宙かって?読めばわかります。私、なんでも知ってます。はい。【参照⽂献】①Matsuo et al. Med Sci Sports Exerc. 46(1):42-50,2014② Matsuo et al. Eur J Appl Physiol. 114(9):1963-1972,2014③Matsuo et al. Nutr, Metab Cardiovasc Dis. 25(9):832-838,2015④So et al. Nutrition 75-76:110666,2020.(%)(%)(週)(%)心筋重量の変化2010心肺持久力の変化心肺持久力の変化開発実験では、J-HIAT(1回あたりの運動時間15分)と⼀般的に推奨される中強度持続性の有酸素性運動(moderate-intensity continuous training: MICT、同45分)を、それぞれ週3回、8週間⾏った場合の効果が⽐較され、その結果、VO2maxや⼼筋に及ぼす影響はJ-HIATがMICTより顕著に⼤きいことが⽰されました。安衛研ではJ-HIATとMICTを⽐較する実験を、メタボリックシンドロームに該当する労働者の⽅を対象に⾏い、JAXAの実験と同様の結果を得ています。別の実験では、週3回のJ-HIATで⾼まった・VO2maxは、その後、頻度を週1回に減少させても、ある程度の期間は維持できることも分かりました。これらの実験で分かるのは、⼼肺持久⼒を⾼めるためには、運動の所要時間より強度が重要だということです。その⼿段としてJ-HIATは⼀つの候補ではありますが、それ以外の⽅法でも構いません。無理のない範囲で良いので、普段より少し⼼臓に負荷をかけることを意識するとよいでしょう。座位中⼼の⽣活の⽅はウォーキングを、歩⾏時間がそれなりにある⽅は速歩やジョギングを取り⼊れるといった具合です。「速歩(強)と通常歩⾏(弱)」や「ジョギング(強)と速歩(弱)」など、短時間でも良いので⾝体活動に強弱をつけた運動(いわゆるインターバル運動)が、⼼肺持久⼒の維持向上に有効です。1216102020J-HIATを開発した時の話週3回J-HIAT(15分)従来の運動(45分)J-HIAT(15分)従来の運動(45分)週1回2.5%8.0%10.0%22.5%博士のひとり言- 宇宙の話のつづき -

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